明礬温泉
わらぶき小屋で湯の花を採る技術は、2006年から無形民俗文化財です。
明礬は、別府の中心部から離れ、伽藍岳の標高400mにある温泉地です。地名(明礬)は、地熱の蒸気から採る鉱物、湯の花づくりに由来し、その作業は江戸時代から続いています。地元の資料にも「江戸時代からこの地で明礬(湯の花)と鉱泥が採られてきた」とあります。第二次世界大戦中には、軍が約2,000坪(6,600m²)の土地を接収し、負傷兵の治療に使う泥を生産しました。急な斜面に小さなわらぶき小屋が並び、石垣の間から湯けむりが立ちのぼります。この独特の風景は、2006年に採取の技術が重要無形民俗文化財に指定され、2012年には隣の鉄輪とともに重要文化的景観に選定されました。生産施設は見学でき、別府温泉保養ランドでは療養の泥湯に入れます。
大分県
明礬