

標高550m、石見から来た職人が手がけた、家も瓦も同じ鉄の赤に染まる町並みです。
標高550mのこの村は、一つの色でまとまっています。赤銅色の瓦と、地元の銅山で採れたベンガラを塗った壁がどの建物にも使われ、当時としては珍しい統一感です。家々は江戸時代後期から明治時代にかけて、石見国(現在の島根県)の大工棟梁が建てたもので、銅とベンガラで財を成した商人の住まいでした。一軒ごとではなく、村全体の見た目を考えて建て並べられています。
吹屋の富は、銅山と、硫化鉄鉱からベンガラをつくる産業がもたらしました。1974年に町が岡山県の「ふるさと村」に指定し、1977年には文化庁が重要伝統的建造物群保存地区に選定しました。2020年には、色の発祥を語る「ジャパンレッド」の物語の一部として日本遺産になっています。
ℹ️ 村の通りはいつでも歩けます。公開されている屋敷(旧片山家住宅など)にはそれぞれ入館料と開館時間があり、おおむね日中に開いています。村は成羽町の中心から北へ約15km、山道を進んだ先にあります。
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備中松山城14.9 km写真:Hiroaki Kaneko · CC BY-SA 3.0
