

染め屋の家並みが800m続き、通りの上には電柱が1本もありません。
旧東海道の木の格子の下で、職人が木綿の布に糸を巻き付け、ひとつずつ括っていきます。糸で締めたところには藍が染み込まず、括りをほどくと白い丸が残ります。土曜と日曜には岡家住宅に無料で入れます。中に入れる商家はここだけです。
有松の始まりは1608年です。尾張藩が、東海道の鳴海宿と知立宿の間にある人家のない区間に、人を呼び寄せて住まわせました。よい田畑がなかったため、村は旅人に売る品を考え出しました。それが絞り染めで、布を糸で括ってから藍に浸し、括ったところに白い模様を残します。1784年の大火で村のほぼ全体が焼け、再建には20年ほどかかりました。いま見られるのはそのときの町並みで、木の格子をはめた低い家、防火のための漆喰塗りの壁、黒い屋根の蔵が並びます。2016年7月25日、町並みの7.3haが「染織町」として国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。大都市の中にある歴史的な街道の町並みとしては、初めての選定です。2019年には、世界で最も多彩な絞りの技法をもつ産地として、日本遺産にも認定されています。
ℹ️ 名古屋駅から名鉄で有松駅まで22分です。町並みは出口から2分のところから始まり、約800mの通りはすべて平坦です。指定された家のほとんどは今も住まいや営業中の店で、中には入れません。見学できるのは岡家住宅だけで、土曜・日曜の10:30〜15:30、無料、正月は休みです。有松・鳴海絞会館は毎日9:30〜17:00に開いていて、職人の実演は16:30までです。入館料は公式サイトに掲載されていません。染め体験は入館料込みで2,500円、土曜・日曜の10:30と14:00のみで、染めたものはその日に持ち帰れます。山車会館も週末しか開いていません。6月の第1週末には絞りまつりがあり、第40回には2日間で80,000人が訪れました。10月の第1日曜日は天満社の祭礼の日です。3つの町内の山車が9:30〜15:00に旧街道をめぐっていったん止まり、18:30〜21:30にはろうそくをともして、もう一度まわります。見物は通りに立ってするもので、料金はかかりません。町がいちばん混み合う日で、山車が向きを変える交差点では人の流れが止まります。
🚉 有松駅 · 徒歩3分
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